教育問題がすべて氷解するように考える

大学出たのに僕を一体どうしてくれるんだ!

たとえば、こんな責め方はしてはならないと思うのです。
「どうして、実際にひどいことをしていたのなら、正直に白状しなかったの!?
んかつかないと、信じていたのに。世間に申し訳ないじゃないの。親のメンツ、うちの子はウソな丸潰れよ」
これは、つまり、今まで信じていたが、もう信じはしないよという宣言を、子どもにいい渡している訳であり、同時にまた、親自身がどんな辛い目にあっているかという、子から受けた被害を責めている訳ですね。親が自分を護るいい方で、子の成長を支えるいい方ではありません。先生とか国語まも子の心の破綻と、行動の二重性が、なにによってもたらされたものであり、それは子の成長をどんなに妨げてきたか、計り知れないものであり、どうかして、子どもをこの窮地から救い出さずにはおれぬものである、という、親として子を護る立場が、今のことばには、いささかも表現されてはいないわけですいや、誤解しないでくださいよ。親が心のどこにも、子を思うそういった気持がない、といっているのではありません。心の底には、もちろん、あるのです。あるどころか、それはもう、胸いっばいのものなのです。
だのに、だの思いもかけず、親の気持から隔たってしまうのです。
それが、親のことばには、いささかも表出されていないとき、子の気持は
こんなときこそ心を開いて緊張をゆるめて
家でほんとにいい子だと見えてきたわが子が、よそで、大人の目に触れないところで、弱い者や自分のごり押しの通せる相手に、無茶をいったり、乱暴を働いたり、自分の便利のためにこき使うというようなことをしたり、物をせびりとったり、泣かしたり、いろんな辛い目にあわせているつまりひどいいじめを続けている、と分かったとき、親は子にどんな態度で、なにをいってやるべきか。

子供が祖父

  • 指導をしています。
  • 先生が気にすることはないっていってくれたの?
  • 母親にその理由をききますと私は決して


子どもは口をつぐんでしまいます。


母親がこんなことを言っていました。

これは、親が一般に、心得ていなければならぬことですね問い詰めない。罰しない。失望を表明しない。責めない。嘆かない。
つまり、肩に力を入れて、睨み据えて、子を追い込む、ということをしない。
親が、親自身も知らず知らずにこもりがちな肩の力を抜く。そして、のびやかな語調で、自分自身にいい聞かせるというほどの、率直さで、ことばを吟味しながら、いう。
いやー、分からなかった分からなかったと。
「おまえの気持を、ほっと気楽にさせてやってはいなかったようだ。
今までそれに、少しも気がっかなかったぞ。
全くいい気な親だった」
と。
幼い子に、こんなことを、ほんとにいえる?

子供のほうから言い出す機会はあるはずです。

親が、わが子にそんなことがいえるものか、と思うなら、ここに書くことばを、実際に子どもにいってやらずとも、心のなかで、子に向かって呟いてやるのですね。懸命に。

親にバレないように、どんな大人にも見つからないように、陰で、自分の気持の晴らせる弱い相手に、相手の辛さや痛さ情なさを思うゆとりもなく、ひどいことをやりたいだけやるというのはそれはもう全く、そうさせるなにかがあるからなのだと。
「いやー、分からなかった分からなかった。
親はいい気なものだった」
と。
こんなときこそ、普段は離れたところで忙しい父親の出番なのでしょうね心のなかで自分にそうしっかりいい聞かせる。そしてこの際、わが子の前で親らしさで身構えるのも、や-めたやめた、と心を開く。ともすれば緊張するのを、深々と息を吸って吐いて、さらりとゆるめる。


母親の気持ち

小学校にも登校を拒否する

あくびでも出てきかねない広やかさ、のびやかさになっていくでしょう。そこでいう。

おーい、ヒロヤ。オレ、なんだか長いこと、損をしたような気がする。小学二年でもいいや。
ちょっと赤ん坊に戻ってくれ。
ハハハ、バカなことをいってるな、オレ。
ちょっとおいでとかいって、近づいてきたわが子を、ほんとに赤ん坊のように膝に抱きあげ
やだな、父さん。ぼくをいくつだと思ってるの?
小学二年に間違いなしと、思っているさ
そいじゃ、よしなよ。


子どもと接していて

かっこが悪い!
「いやいやいいんだ。
こんなこと。
オレも照れくさい、おまえも照れくさい。
ハハハ」
と。でも抱きしめた力を緩めず、じっと伝わってくる感じを確かめてみれば、父親の膝の上で子どもが、身を固くしているのですね。体が固いのは、心が固いしるしなのですねもういいでしょ、こっちに坐るよ、ぼく
よーし。もういいぞ。ほら、ここが奈良だろううん
で、ここが大阪新幹線は、どの線だか、分かるかい
これでしょ
そう、東へずっと行くと。あれ、このあたりは、
だって、京都は、大阪の北だものそうだ
東へ行ってない
いつの間にか横すべりして、隣の椅子に坐ったヒロヤに、込んで、地図を眺めながらの話題を展開していく。


先生とか国語 父親も威厳を持たなければならない。 母さんがとても困ったり傷ついたりしている